自著

白トリュフとウォッカのスパゲッティ

(出版社 ‏ : ‎ スター出版)

これまで12冊のエッセイやルポルタージュで、女性の生きかたを考えてきた筆者が、ライター生活30周年で初めて上梓した短編小説集。

自分自身の記憶よりも、さらに向こう側にある物語を書こうと思ったという11篇の短編小説には、今を生きる「一見幸せそうな人たち」が胸に秘めたものが表れています。

これまで2010年に映画化された『音楽人』の原作の一部、携帯小説『音楽人1988』を書いていますが、書籍化はこれが初めて。小説を出すことを目指してきました。


装画、挿絵はオールカラーで、絵本のようなハードカバー。お洒落でカラフル、見ているだけで幸福感が湧いてくるイラストは、イタリア ボローニャ国際絵本原画展入選をきっかけに欧米でも人気が集まっているイラストレーター、オオノ・マユミさんの手によるものです。


この11篇の小説は「人と香りをつなぐwebマガジン フレグラボ」(日本香堂提供)に連載れたものに改めて加筆されています。
ぜひおとなのための絵物語として、お茶やワインを楽しみながら、ゆっくり味わってください。大切な方へのプレゼントにも最適です。


目次
1きんもくせい
2 祖母のおしろい
3 赤い実のなる木
4 仙石原の月
5 横顔だけのクリスマス
6 砂糖菓子のリボン
7 白トリュフとウォッカのスパゲッティ
8LOTUS TEMPLE
9 桜坂降りるまで
10 雨音演奏会
11 笑い屋・かす子

森綾からのメッセージ

ノンフィクションでは伝わらない真実があるということを、ずっと感じていました。
そして、時々、『心療内科医・涼子』、携帯小説『音楽人1988』や『ハンティングパーティ』などのノベライズで、それは少し表していました。
でも一から小説として表現しようとしたのは初めてです。
どうぞ、世の中の縛りを外れて、心の赴くままに生きることを知った大人の方々に読んでいただけますように。

洗練された大人に学ぶ、女の磨きかた

(出版社 ‏ : ‎ マイナビ)

20~30代の女性に向けて、丁寧に素敵な自分を作ってもらいという願いを込めて書いた語りかけエッセイ。

「どんな生き方にも幸せはある。他人と比べず、自分の生き方を愛そう」「一人で立てる、誰かとも組める。やわらかい六角形な人になろう」。…そんな心のもちようから、具体的なSNSとの付き合い方、プレゼントの基準、母親との距離感など、迷い、選ぶ女性たちの心の拠り所になるようにと書いた。「スタンダード」も少しずつ塗り替えられていくと思うが、それでも普遍的なメッセージが詰まっている。

森綾からのメッセージ

30代の編集者からのお手紙がきっかけで書いた本。その後、PHPスペシャルなどで派生したエッセイを書かせていただきました。FM局を中心にゲスト出演しました。

一流の女が私だけに教えてくれたこと

(出版社 ‏ : ‎ マガジンハウス)

これまでインタビューしてきた対象から、28組の優れた女性を取り上げ、その理由をともにした時間と空間から解き明かしたエッセイ。

黒柳徹子さん、鈴木保奈美さん、山本容子さん、加藤登紀子さん、黒木瞳さんら、28組の女性たちは、実際にインタビューしたり時間をともにした方々。彼女たちの知られざる努力や、前向きな言葉を拾い上げ、輝き続ける人は進化し続ける人だということを書き綴ったエッセイ。

単なるインタビューではなく、その人たちのどこをお手本とするべきかを具体的に記した。J-wave『Goodmorning TOKYO』を始め、20以上のメディアで特集が組まれた。書き始めたきっかけは、20年間連載させてもらった雑誌『ミセス』の「表紙の人」のエッセイのようなインタビューが評価されたことだった。発売2週間で増刷。

森綾からのメッセージ

イラストや装丁、万年筆のインクのような文字の色にまでこだわりました。電子書籍でいまだにたくさんの人が購入してくれています。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

大阪の女はえらい

(出版社 ‏ : ‎ 光文社知恵の森文庫)

雑誌『VERY』に連載した「VERY KANSAI」をもとに、自らの生い立ちなどを綴った爆笑エッセイ。「生きててなんぼやで」と、元気になれるパワフル・エッセイ。

「定番としてのアニマル柄」、買い物感覚、母娘の距離感、笑いをとる喋り、大阪のおばちゃんの恋愛など、大阪の女の生き方、人生の極意が詰まっている。おまけとしてつけた「大阪のおばちゃん語録」が、その後の『大阪のおばちゃんの人生が変わるすごい格言100』へとつながることになる。

森綾からのメッセージ

AERAで「豹柄を着る女たち」という特集を改めてルポしたり、毎日放送ラジオ、朝日放送ラジオ、FM802、ラジオ関西など、大阪を中心にメディアで取り上げられました。

大阪のうまいもん屋

(出版社 ‏ : ‎ 光文社知恵の森文庫)

雑誌『VERY』で3年半にわたって関西出張していたこと、バブル前後に大阪で食べてきたソウルフードを「友達に伝えるように」書いたエッセイ。ひとつひとつに物語があり、あたたかい人の姿がある。

たこ焼き、お好み焼き、串揚げ、てっちり、くじら、にく、うどん、、。大阪人がソウルフードを思えるようなジャンルから、本当に自分が好きで行った店を紹介している。初版は2001年8月。USJのオープンなどで、大阪観光が増えた時期でもあり、即増刷した。

森綾からのメッセージ

大阪でまだ宣伝しないうちから売れ始め、心斎橋アセンスなどでは真っ赤な十文字の平積みに。電通の人が串カツの「六覚燈」で絶賛してくれたことから、同店が東京進出するときに私が宣伝を担当することになりました。

読むFM802

(出版社 ‏ : ‎ 日経BP出版センター)

1994年発売の初の自著。関西第2局目のFM局として開局したFM802の開局ストーリー。同局のADを担当した長友啓典、黒田征太郎のビジュアル作品も掲載している。

瞬く間に大阪でNo.1聴取率局となった放送局がどう生まれ、局員たちがどんな風に心を一つにしていくかをリアルに描いた。同局の特色であるヘビーローテーションやバンパーステッカーキャンペーンが生まれた経緯なども。発売1ヶ月で増刷。

森綾からのメッセージ

全国のラジオ制作者から注目され「これを読んでラジオディレクターになった」という人が何人も。FM802入社希望者にもいまだに読まれている。

「夫婦別寝」の時代

(出版社 ‏ : ‎ 主婦と生活社)

「日本の夫婦の3組に1組は一緒に寝ていない」というデータをもとに、気配を大事に良い関係を築いていく夫婦の姿を歴史的、世界的見地から分析したルポルタージュ。

「一緒に寝ない」夫婦、リフォームメーカー、ベッドメーカー、民俗学研究者、フランス人コラムニストなど多方面から夫婦のあり方を取材。「一緒に寝ないからこそ仲良くなれる」日本人ならではのコミュニケーションを明らかにした。

森綾からのメッセージ

雑誌「婦人公論」に書いたルポが編集者の目に止まり、書籍化。テレビ朝日『ワイドスクランブル』など多くのメディアに注目された。電子書籍化ができていない。

マルイチ

(出版社 ‏ : ‎ マガジンハウス)

「バツイチではなくマルイチを目指せ」。雑誌『VERY』で14回にわたって連載された『リセット離婚物語』や「婦人公論」「LEE」などで取材した実例に新たな取材も加え、21人の離婚のパターンを分析。

「マルイチへの第一歩は経済的自立」「”価値観の不一致”離婚が増えているワケ」「DV夫からは逃げるが勝ち」「女の浮気は、リコンのサイン」…。離婚の現在の実態に向き合い、幸せなリコンの形を探った。巻末に臨床心理士・植木理恵先生の監修による「離婚マーカー」を企画。

森綾からのメッセージ

雑誌「AERA」が特集を組んだり、「若乃花」の元奥さん、花田美恵子さんがブログで「励まされた」と紹介してくださるなど、離婚した女性を励ます1冊となった。

ハッピー8 性格診断×ドラマ

(出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞社)

精神科医・名越康文先生との共著。

『キャラッ8』で名越氏が確立した8分類の人間の感受性をモチーフに、女性一人ひとりの幸せ探しをストーリー化。

「全ての女性は8タイプに分けられる」。名越流の性格診断をもとに、8人の女性の人生の課題とその先にある幸せを描く。小説仕立てで人間の感受性がわかる仕掛けになっている。

森綾からのメッセージ

ストーリーで人を表すことに挑んだ初めての作品。感受性とは何か、を考えるきっかけになった。『Grand CREA』など女性誌で多数特集が組まれた。

キティの涙

(出版社 ‏ : ‎ 集英社)

HELLO KITTY3代目デザイナー、山口裕子さんがHELLO KITTYをいかに世界的キャラクターにしていったかを彼女の半生とともにストーリー化。

どうしたらもっとKITTYは可愛くなるか、どうしたらもっと愛されるか。それに人生を捧げたデザイナー、山口裕子さん。マライヤ・キャリーなど海外セレブにまで愛されるようになった「キティのコラボレーション力」の秘密を解き明かす。

森綾からのメッセージ

HELLO KITTYファンの多い台湾でも翻訳され『KITTY的眼涙』として布克文化から出版。現地でもベストセラーとなった。

『ハンティングパーティー』

(出版社 ‏ : ‎ 扶桑社文庫)

リチャード・ギア主演映画『ハンティングパーティー』のノベライズ。エイベックス・エンタテインメントの公式ブログ小説として約1ヶ月連載したものをもとに、書き下ろした。

リチャード・シェパードの脚本をもとに、小説化。2000年のサラエボで、かつて洗浄リポーターの頂点に輝きながら破滅した男がもう一度重要戦争犯罪人を追い詰めようと仲間と共に立ち上がる。実話をもとにした作品の臨場感がいっぱい。

森綾からのメッセージ

GREE、mixiといったSNSを巻き込んだプロモーションを初めて使い、ブログへのクリックを稼ぐことができた。

『大阪のおばちゃんの人生が変わるすごい格言100』

(出版社 ‏ : ‎ SBクリエイティブ)

「ニーチェより鋭く、ガンジーより慈悲深く、ソクラテスより達観した大阪のおばちゃんの言葉」を150以上集め、解説した。教育学者・斉藤孝先生も推薦。

「飴ちゃん食べるか」といった大阪のおばちゃんにありがちな行動から「この道ガーッと行ってバッと曲がったとこ」といった道案内まで、大阪のおばちゃんの言葉からその真意を紐解く。「懐に入るおばちゃん」「見抜くおばちゃん」「育むおばちゃん」など、おばちゃんの愛がいっぱい詰まっている。

森綾からのメッセージ

NHK第1放送『ごごラジ』や、文化放送『なかじましんや 土曜の穴』、ABCラジオ『おはようパーソナリティー 道上洋三です』など、長時間ゲスト出演できる番組に多数呼んでいただいた。

東京二世帯住宅物語

(出版社 ‏ : ‎ 光文社知恵の森文庫)

雑誌『VERY』に連載した「実例・二世帯住宅物語」をもとに書き下ろたノンフィクション・ルポルタージュ。

夫のマンションと実家を売却し、世田谷に二世帯住宅を建てるまでのリアルな出来事を小説仕立てにしたノンフィクション・ルポルタージュ。不動産を「売る」ポイント、「買うポイント」、建てるときに気をつけるべきこと、親世帯への精神的な配慮などは、今も参考になるかもしれない。

森綾からのメッセージ

大阪MBSラジオの人気番組『ありがとう浜村淳です』で、この本が「ありがとうホーム劇場」として1週間、ドラマ化されました。テレビ東京「情報ソースが決め手」や、TBSテレビ昼ワイド「ハピひる」など、多数のメディアに取り上げられました。